内山安雄のアジアンな日々

奨学金制度を主宰する職業作家、内山安雄の主戦場であるアジアの話題を中心に

宗教の勧誘法

宗教の、イヤで効率的な勧誘方法に遭遇。バスに乗っていたら、途中のバス停から乗り込んできた30年輩の女性が大きな声でーー。

「すいません。パスも財布も忘れてきたんで助けてください!」

近くにいたこの私、即行で小銭を融通しました。

「必ず返します」といって電話番号を書きつけた紙切れを私に差し出します。

「返さなくてもけっこうです」という私の電話番号を何度も聞くので、やむなく相手の手帳に書き込みました。

すると翌日、義理堅いことにも、どうしてもお金をすぐに返したいと。

で、喫茶店で会ったところがーー。自分の宗教がいかに優れているか、これから徒歩圏内にあるお寺に行こうと執拗に延々と。人の善意につけ込む勧誘方法、知恵者といおうか……。やれやれ。