内山安雄のアジアンな日々

奨学金制度を主宰する職業作家、内山安雄の主戦場であるアジアの話題を中心に

将来の希望

 

長年、内山アジア教育基金を運営していると奨学生の将来展望、職業選択に関して、ある傾向があることがわかってきました。

経時的に恵まれない階層の子どもたちは、高校生や大学生になっても、傾向として

「業種は特に選ばない、どこかに就職できればいい」

「貧しい親兄弟を助けられる仕事なら、どこでも特に気にしない」

こういう回答が多く、この仕事を、この業種に、この会社に、という具体的な希望をいだきにくい傾向があるようです。

すでに原稿として発表していますが、身近にいるモデルの有無に関係しているようです、一家の経済状況よりも。

いいとも悪いともいえませんし、あるがままに子どもを受け入れています。