内山安雄のアジアンな日々

奨学金制度を主宰する職業作家、内山安雄の主戦場であるアジアの話題を中心に

マフィアの恩返し

遠からずフランス行きを考えています。

パリ時代の青年ウチヤマ、マフィアの下部構成員と縁あって、凱旋門の至近距離で一緒にくすぶっていました。

その後、彼は、マフィアのボスとなり、ウチヤマは、当時を描いた「凱旋門銃口を」(講談社)で小説デビューを果たします。

同居していた屋根裏部屋を、マフィアの友が、「あそこからオレの人生が始まった。ヤスオが全ての面倒を見てくれたからだ」といって、10数年後にプレゼントしてくれました。

今や超一等地の不動産です。が、後生大事に持っていても、どうせ諸行無常です。

きれいさっぱり1ユーロにもせずに手放しましょうか。