内山安雄のアジアンな日々

奨学金制度を主宰する職業作家、内山安雄の主戦場であるアジアの話題を中心に

超劣等生が今

フィリピンでは4月から7月にかけてが卒業のシーズンです。

学校や履修方法によって、時期がまちまちです。

 

で、最後に7月13日に高校を卒業する先天性骨格形成不全の、ある少年に

10年以上の長きにわたって面倒をみてきたスポンサーさんと内山安雄の小さな財布から、お祝い金を送りました、本日付で。祝祝祝祝!

 

10年間、この身障者の子ども、ずっと断トツのビリケツが定位置でした。

いくらハッパをかけても効果無し、

「義務教育を終えたら、好きなように暮らしなさい。路上で野菜とか魚とかの物売りでもやるか? それともただ遊んでお恵みで暮らしていくか」

 

で、去年のことです。

「やりません」と。

一念発起、クラスのトップに躍り出ます。

そして今、セブ島東工大ともいえる超一流の国立大学、

セブ工科大をめざしています。

 

「だいじょうぶ、合格してみせます」と最前お祝い金のお礼がてら。

 

応援してきた甲斐がありました。子どもっていくらでも可能性があるようです。

ありがとうございます。