内山安雄のアジアンな日々

奨学金制度を主宰する職業作家、内山安雄の主戦場であるアジアの話題を中心に

日本だけの安全神話を笑う

日本だけの安全神話を笑います。先ほど丸ノ内線の車内で財布を拾いました。中身をチラ見すると現金、クレジットカード、運転免許証など貴重品が多々です。23歳の女性です。

次の青山1丁目駅の改札横の駅員室に届け出たところ、若い駅員、「はい、どうも」といってピンク色のレザーの財布をカウンターにおくだけで、何も聞こうとしません。

私が何か盗んでいたら、私の前に拾った人がいて何かをぎっていたら、どうするんでしょう? あるいはその駅員があらぬことをやらないともかぎりません。

「正式に所得物として届けますので」というと、別の駅員室に届けて、といいます。

で、財布の中に名刺があったので、落とし主に電話をかけて、「ちゃんとこれから取得物を扱うという駅員室に届けますので」と伝え、たいそう感謝されました。

が、その取得物届け先でも駅員が、「はい、どうも」とだけいって落とし物を素っ気なく受け取ろうとします。どういう経緯で拾ったのか、私が何ものなのか、中身がなんなのか、何一つ確認しようとしません。

もしもウチヤマが中身を抜いていたら、あるいは、そのまま私が立ち去って、その駅員が財布の中身を抜いたり、落とし主の23歳の女性の美貌に目がくらんだりして……。

何かあったら、誰が責任を取るのでしょうか? 考えすぎ???

いいえ、こんな安易に、いい加減に取得物を処理する国、今や世界でも滅多にないでしょう。いいことなのか、こまったことなのか、やれやれ。