内山安雄のアジアンな日々

奨学金制度を主宰する職業作家、内山安雄の主戦場であるアジアの話題を中心に

五木寛之さん

文芸雑誌の新人賞に応募したおり、発表前に私の応募作を読んだという編集長に呼び出されました。当時、最有力な選考委員は、かの五木寛之さん。
「五木さん、選考会できっとウチヤマさんの受賞に反対するでしょう」
なぜ? 五木寛之さんは、似たタイプの新人の作品に殊の外厳しいんだとか。
「落ちてもデビューさせます。が、受賞できないとウチヤマさんの経歴に傷がつくことになります」
という経緯で、私は新人賞レースを経ずして小説家デビューします。
いやおうなく我が青春の憧れだった五木寛之さんを強く意識するようになります。
彼が小説を離れた頃から急に興味をなくしていきます。
が、今たとえば連載エッセー「生き抜くヒント!」などを読んでいると、円熟をさらに超えた五木さんのすごさを痛感します。爪の垢、でしょう。ありがとうございます。

今だから話せる、でしょうか。(写真は新潮社のサイトより、感謝!)