20代半ばの私、週刊誌の記者のついでに、テレビのバラエティ番組で、さして望まずになりゆきで準レギュラーのレポーターを。
肩書きは「風俗評論家」ときたもんんだ。
番組を見ていた北海道の母親、「何をやってもいいけど、そんなこっ恥ずかしいテレビのレポーターだけはやめれ!」
大物の番組ディレクターに降板覚悟で、ギャラの大幅アップありなら我慢するか、と申し出たところ。
「誰のおかげでテレビに出ている?」「有名にしてやっているのに」
ウチヤマ、内心で、「そんなこと、少しも頼んでいないよ」
テレビが天下だった頃の話です。おごる平家は久しからず、諸行無常の響きあり。