内山安雄のアジアンな日々

奨学金制度を主宰する職業作家、内山安雄の主戦場であるアジアの話題を中心に

NHKの失態

 

 

NHKのラジオでエッセー番組の脚本を担当していた時のこと。

久しぶりに帰国すると、NHKのお偉いさん3人からいきなりの呼び出しです。

何事かとNHKに駆けつけてみれば、この私が番組で筆禍事件を起こし、抗議してきた団体にすでに釈明と謝罪をしたというのです。

いったいどんな筆禍を????

貧しかったカンボジアでは、幼い少女たちが、先進国のロリコンオヤジたちの標的になっているという内容の悲しきエッセーです。

ラジオですから冒頭を聴いただけでは全体の文意が伝わらなかったのでしょうか。

「作者は児童虐待、少女買春を容認どころか推薦までしている。断じて許せない」

もしホントなら、作者を糾弾して当然でしょう、が、私は世界の悲惨な実態を報告し、あってはならないこと、と結論づけているのです、露悪的に描いてもいません。

なのにNHKは猛抗議に恐れをなし、海外にいて連絡不可の、署名原稿につき、文責のある作者の了解なく、公式に謝罪したというではないですか。

抗議してきた団体の、ちゃんとエッセーの全体を把握しない無理解にあきれました、が、それ以上にNHKの事なかれ主義にあきれました。

さらに問答無用でNHKから私に謹慎処分が下されました。やれやれ。

後輩のライターのためにも戦わねば、です。